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PAERADIGM FACTER

2011-03-09
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大杉漣 (俳優)






皆様こんにちは。そしてパラドックス定数の方々、お疲れ様です。生津徹です。
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「パラドックス定数」で「二人芝居」、これはもう面白いに決まっています。
どちらの作品も、すでに何度か上演されていると聞いています。僕はどちらの公演も観たことがないので、その瞬間に立ち会うのが楽しみで仕方ありません。

皆様も、見逃すことなどないようにお気をつけください。
貴重な歴史の1ページです。

では、本番楽しみにしています。
パラドックス定数の皆様、体には十分気をつけて稽古がんぱってください!

生津徹 (俳優)





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やるんすね。
色々やってるけどやるんすね。
二人っすね。
2×2すっね。
僕は好きですよ、あの本。
要するに何が言いたいって実は僕もやりました。

だからなんだって話ですけど、特にこの主張に意味はありません。

誰がどっちをやるとか何がどっちにあるとか月はどっちに出てるとか彼が彼女をどうしたとか、そういうことはこの際抜きにします。
楽しみですね。


それにしても寒いですね。上演は春先ですね。春先と言えば僕の誕生日です。

よろしくお願いします。
山ノ井史 (俳優 studio salt)








もう4年程前に演った戯曲なので細かい所は憶えてないけど、とにかくエロに塗れた作品だったと思う。
舞台衣装や小道具、無数の伏線と台本に細かく書き込まれた仕草のト書きがまたエロい。大体死を目前に敵対した(実は親友)二つの男の肉体が向かい合ってるだけで、身をよじる辱めの拷問である。
その上、壁面に書き出された夥しい記号と数字から導き出した公式に向かって「・・・美しい」とのたまわさせる。にもかかわらず、当時の野木作品は役者に射精させず、勃起したその先に薔薇を刺して終焉する。そんな感じ。
出来たか出来ないかは別として、なんとも役者冥利に尽きる作品だったと記憶しております。
野木さん、また出して!

寺十吾 (tsumazuki no ishi 主宰 演出家 俳優) 






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サンモールスタジオプロデュース公演「Nf3 Nf6」を演らせていただいて4年経ちますか。そうですか。
とにかく秀逸な脚本で 相手役が寺十さんという事もあり 随分張り切った覚えがあります。
この作品、見所はたくさんありますが その一つに
台詞のやりとりをしつつ進んでいくチェス
があります。当時チェスを何も知らなかった僕は まずルールを覚え 棋譜を覚え 時間を見つけては 寺十さんとチェスを指しまくりました。
にも関わらず 本番中よくわからなくなり、詰んでもないのに
「チェックメイト。」
と言い放った僕がいました。
でもご安心下さい。西原くんと植村くんに限ってそんな事はないはずです。
もしチェス経験がある方は是非そちらにも注目して下さい。少なくとも僕は注目します。メガネのレンズが光る程に。

今里真 (俳優) 









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2人芝居ね。
2回ほど出演させてもらってるが、
パラドックスの役者達は、
決して、社交的とは言えない。
普段どんな生活をしているか分からない。

劇団員同士も、殆どお互いを分かってないんじゃないか?

そんな劇団員だけの2人芝居。

きっと、稽古場の雰囲気は最悪だろう。
なるべく言葉を交わさず、
ちょっとした仕草に腹が立ち、
最終的には、見るだけで吐き気がする。

そんな、ピリピリした空気で、
芝居が作られる。
だから、面白い作品になるんだよね。

それは、とても良い事だ。


だけど、私は
こう言いたい。

「おいっ!!
 仲良くしてくれ!!
 俺は、お前達の笑顔が見たいんだよ!!」

諫山幸治(俳優 劇団ブラジル)











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パラドックス定数との最初の接点がこのNf3 Nf6の台本。
今どき手書きの台本というのにとりあえず抜ける度肝。
セリフの一つ一つがイチイチ大事。本質をあんまり喋らせないぶん試される役者。
抜けた筈の肝が綺麗に冷える。
チェスを覚えたり、数式を覚えたり、稽古なのか何なのか稽古なのか。
なにせ二人芝居。
野木萌葱が同期と知って、これまでの人生をかけて苛められてた自分に気付く。
悔しいからリベンジしたいと思っていたら植村と西原が演るというから、出る幕は。
面白いに決まってるから観に行かないという選択肢を思い付いたが、その手も。

くそう。パラドックス定数。

加藤敦 (俳優 ホチキス)






コメント(1)

彼等から寄せられる『応援』という名の『期待』と言いますか『プレッシャー』と言いますか、創造にまつわる有象無象なアレを全て丸呑みにして、また次回公演に臨みます。素敵な男たちにここまで期待されて、これに応えなくちゃあ女が廃るというものです。本当に、ありがとうございます。これからも、生意気に、喧嘩腰に、やりますよ、私は。よろしくお願いします。そして、どうか、あと少しだけ。首を洗ってお持ちいただきたい。それでは。